瀬古利彦の優勝予想「優勝候補筆頭は“スター”選手が揃う駒大」。本命:駒澤大学。対抗:日本体育大学。大穴:中央大学
第84回箱根駅伝
(東京箱根間往復大学駅伝競走)
第1日
1月2日(水)
読売新聞東京本社前 午前8時出発
第2日
1月3日(木)
箱根町芦ノ湖駐車場入口 午前8時出発
★本命は総合力に勝る駒大★
本命は駒大、ダントツですね。2位以下はそのときの流れで、分かりません。
駒大は伝統的に距離が長くなれば長くなるほど強いチームなんですよ。
去年いい新人が3人入っています。
その子たちが中軸というかエース格の選手になってきているし、若いチームでどんどん伸びてきています。
“スーパースター”は一人もいないですけど、みんな“スター”ですね(笑)。
全員がどこを走ってもいいくらいの力を持っているチーム。
前半に多少遅れてきても、7・8・9区くらいで一気にどんどんと行くかもしれません。
往路は他大学にスーパーエースがいるので1位になるとは限りませんけど、往路を失敗しないで、山上りまで3位以内で入ってくれば、復路は独走じゃないでしょうか。
★今大会はここに注目!★
2区の争いは本当に面白い。
駒大は東海大、早大ら、スーパーエースの後をひたひたと1分くらいで追いかける構図じゃないですか。
3区につなぐ時点で2分差だったら駒澤の勝ち目あり。
1分以内だったら駒澤が楽勝でしょうね。
今の駒大は2区と予想される宇賀地強(2年)も安定しているから、他校の先頭が相当走らないとそんなに差は離れないでしょうね。
日本人ではスーパーエースと呼ばれる伊達(東海大・4年)、竹澤健介(早大・3年)、松岡佑起(順大・4年)。
そこにモグス(山梨学院大・3年)とダニエル(日大・2年)が後ろからきて並んでいったら面白いと思います。
やはり注目する点は2区の区間新記録。
モグスがどれだけ走るのか。彼はいつも前半に飛ばして行きますからね。
だけど最後の3キロが大変。モグスは2年続けてあそこで失速ですからね。
今回こそモグスの2度と破れない1時間5分台の記録を見たいと思います。
あと、できれば3区以降を走ると見られる上野のごぼう抜きも見てみたいです。
1分おきに順位が変わる2区・3区の攻防が見どころですね。
【駒澤大学のこの選手】
宇賀地 強(2年)
高校時代から5千mを13分台で走り、鳴り物入りで駒大に入学。1年で花の2区を激走した。ことしはすでに大八木監督が2区起用を公言。駒大に2年生のエース誕生なるか?
安西 秀幸(4年)
4連覇という黄金期後、総合4位、7位と苦しい時期を経験している。前回は3年ながら主将を務めたが、大会直前にノロウィルスにかかり出場できず。チームも7位と2000年以降で最悪の順位だった。主将として臨む2度目の箱根で優勝を目指す。
堺 晃一(4年)
快走した第82回で実況アナが「太股が来ました!」と絶叫したことで、名前よりニックネームが知られている。2、3年はいずれも復路で好走。今年も復路の切り札として箱根のラストランを飾る。
【駒澤大学の登録選手】
区間 氏 名 学年 出身校 1万M公認 ハーフ公認
1区 池田 宗司★ 3 那須拓陽 28分37秒26 1時間03分34秒
2区 宇賀地 強★ 2 作新学院 28分45秒08 1時間02分54秒
3区 高橋 徹 3 市船橋 14分35秒21● 1時間06分07秒
4区 平野 護★ 4 出雲工 29分14秒92 1時間03分44秒
5区 安西 秀幸★ 4 会津 29分16秒59 1時間03分40秒
6区 藤井 輝★ 4 一関学院 29分25秒28 1時間03分30秒
7区 鈴木 俊佑 4 秋田工 29分16秒90 1時間05分17秒
8区 我妻 伸洋 3 仙台育英 14分26秒64● 1時間04分30秒
9区 堺 晃一★ 4 飾磨工 28分50秒96 1時間03分20秒
10区 太田 行紀★ 3 倉敷 29分42秒59 1時間03分54秒
補欠 豊後 友章★ 4 鎮西 28分26秒49 1時間03分38秒
補欠 岩本 雄樹 2 鎮西 14分24秒88● 1時間04分52秒
補欠 高林 祐介★ 2 上野工 13分55秒64● 1時間03分43秒
補欠 深津 卓也★ 2 東農大二 28分43秒77 1時間02分31秒
補欠 星 創太 2 会津工 14分00秒24● 1時間03分46秒
補欠 末松 裕一 1 大分東明 29分24秒35
※★マークは箱根駅伝経験者。 ●5000M記録 ※太字は駅伝主将。往路、復路とも当日の朝、
レース1時間前にメンバー変更が可能
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/athletic/ekiden/hakone/84th/data/team/komazawa_basic.html
【見どころ】
東京−箱根間往復217.9キロを10人で襷(たすき)をつなぐ
「第84回東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)が1月2日と3日に開催される。
上位チームの実力が拮抗(きっこう)し、どこが優勝してもおかしくないことから“戦国駅伝”と呼ばれている近年にあって、今大会は11月の全日本大学駅伝で連覇を達成した駒大を筆頭に、10月の出雲大学選抜駅伝を制した東海大、伝統校の日体大、早大、中大、そして箱根2連覇を目指す順大など有力校がひしめき合う。
さらに、前々回の優勝校である亜大や、強力な外国人留学生を擁する山梨学院大、日大なども虎視眈々(こしたんたん)と上位を狙っている。
とりわけ往路(2日)を走ると予想される選手のなかでも、“花の2区”を走る可能性の高い
順大の松岡佑起(4年)をはじめ、
東海大の伊達秀晃(4年)、
“ゴボウ抜き男”の異名を持つ中大・上野裕一郎(4年)、
前回は山上り5区を走った日体大・北村聡(4年)ら、
いわゆる“学生四天王”がどのような走りを見せるのか注目が集まる。
往路・芦ノ湖のゴールテープをトップで切るのは果たしてどこの大学か!?
* 学生四天王のタイム * 1万M公認 ハーフ公認
順大の松岡佑起 28分25秒05 1時間03分37秒
東海大の伊達秀晃 28分21秒32 1時間02分08秒
中大の上野裕一郎 28分27秒39
日体大の北村聡 28分00秒22 1時間03分23秒
【箱根駅伝とは】−コース紹介−
◎1区・10区
往路1区はレースの流れを大きく左右する重要な区間。
全体的に平坦なコースが続くが、前半の八ツ山橋の上り坂や、後半の六郷橋の下り坂が、各校の選手たちが駆け引きを見せるスパートポイント。
復路10区は、9人がつないできたタスキをゴールまで運ぶ責任重大な区間。
気温の上昇とプレッシャーから思わぬアクシデントが起こることも。
10位までのシード権争いも目が離せない。
◎2区・9区
長く厳しい上り坂を有する往路2区は「花の2区」とも呼ばれ、各校エースの名勝負が期待される。
駅伝のだいご味、ごぼう抜きが見られるのもこの2区が多い。
復路9区は下り坂が多いのでスピードをコントロールした走りが要求される。
コース終盤では、繰り上げスタートをなんとか阻止したい下位チームと
先頭とのタイム差が気になるところ。
◎3区・8区
2区までの流れを修正しておきたいのが往路3区。
強い海風は選手たちにとっては大敵だが、正面に富士山、左側に相模湾を臨む海岸線のコースは、箱根駅伝の中で一番の景勝地だ。
復路8区は、平坦なコースが続くが、強い陽射しや追い風が選手たちの体力を奪い、あなどれない。
ラスト5kmにある遊行寺付近の急な上り坂が一番の難所。
シード権争いが気になり始める区間でもある。
◎4区
これまでも平地では最短の区間だったが、昨年、従来の21.0キロから2.5キロも短い18.5キロに短縮され、注目区間に。
距離の伸びた山登りの5区に、いい位置でつなぐためにも、スピードとともに、着実性が求められそうだ。
◎5区
最もタイム差がつく区間が、昨年、さらに23.4キロに伸びたことで、天下の剣への挑み方も微妙に変わりそうだ。
本格的な上りは、箱根湯本駅を過ぎたころから始まる。
そこまでの5キロ余りの序盤の平地をどう力をためながらカバーできるかもポイント。
◎6区
最初の4キロを登ってから一気に下る山下り。
朝の箱根山中は冷えるので防寒対策など細心の注意が必要。
飛ばしすぎると、箱根湯本駅からの残り3キロは足が止まってしまうほど苦しくなる。ペース配分がカギを握る。
◎7区
前半はほぼ平坦で、9キロ過ぎから小さなアップダウンが続く。
午前9時ごろから走るこの区間は、ちょうど気温が上がりだすので、前半飛ばしすぎると、後半失速というケースも。
【どうして箱根駅伝は始まったのか?】
箱根駅伝の歴史は明治時代に遡ります。
日本初のオリンピックマラソンランナー金栗四三氏が1912年(明治45)のストックホルム五輪にマラソン代表として出場しましたが、途中棄権に終わり、失意のまま帰国しました。
帰国後、「世界に通用するランナーを育成したい」との熱い思いから、長距離・駅伝普及に長年努め、その声に周りの人間が応えて、1920年(大正9)に早大、慶大、明大、東京高師(現筑波大)が参加し、第1回大会が実現しました。
ちなみに、80回大会から、最優秀選手に「金栗四三」杯が同氏の生誕地・熊本県三加和町から贈られるようになりました。
【どうやったら出場できるのか?】
関東学生陸上競技連盟に加盟している大学であれば、どこでも出場資格があります。
正月の本戦に出場できるのは20チームですが、前回の大会で10位までに入った大学は出場権を手にしますので、残りを予選会で争うことになります。
例年10月に行われる予選会では、20キロのコースを一斉に走り、各校上位10名の合計タイムと関東インカレの成績に基づくポイント制との併用により9チームを決定します(残り1つは関東学連選抜チームが参加)。
予選会では走り終わっても予選を通過したか否かは、結果発表の場で関東学生競技連盟の幹事長が通過校を読み上げるまでは知らされず、毎年数多くのドラマが生まれ、予選会にも数多くの箱根ファンが詰め掛けます。
【10人のメンバーはいつ決まるのか?】
83回大会を例にとると、出場する各大学は、12月29日(土)に1区から10区までの10名と補欠枠6名の区間エントリーを行うことになっています。
補欠枠は本来、大会直前に怪我をしたり、体調を崩す選手が出た場合に備えたものですが、チームによっては戦略的に使う場合があります。
なぜなら、補欠枠の選手はレース開始1時間前の最終エントリーでどの区間にでも入ることができるからです。
逆に一度1区から10区の間にエントリーされた選手は、他の区間に再エントリーすることはできません。
そのため、各校の監督はぎりぎりまで頭を悩まし、選手の体調を見ながら、最終オーダーを決めるのです。
【ごぼう抜きの記録は?】
駅伝の醍醐味でもある「ごぼう抜き」。チーム力の接近と参加校増枠から、上位記録のほとんどが近年に達成されています。
また、上位記録のほとんどが2区で達成されているなかで、81回大会の今井正人(順大)が5区で11人抜きを記録しています。
ごぼう抜き 上位記録
順位 人数 名 前 大 学 大会・区間
1 15人 中川 拓郎 順天堂大 79回2区
2 12人 服部 誠 東京農業大 50回2区
尾田 賢典 関東学院大 79回2区
モカンバ 山梨学院大 81回2区
モグス 山梨学院大 82回2区
6 11人 今井 正人 順天堂大 81回5区
保科 光作 日本体育大 82回2区
8 10人 福井 誠 日本大 82回3区
★2007年12月25日 公式プログラムが完成しました
http://www.hakone-ekiden.jp/news/news_detail.php?newsID=115
★第84回東京箱根間往復大学駅伝競走開催要項
1. 主催 関東学生陸上競技連盟
2. 共催 読売新聞社
3. 後援 報知新聞社 日本テレビ放送網株式会社
4. 特別協賛 サッポロビール株式会社
5. 協賛 ミズノ株式会社 敷島製パン株式会社 本田技研工業株式会社
6. 運営協力 (社)東京陸上競技協会 神奈川陸上競技協会
名橋日本橋保存会 箱根町 トヨタ自動車株式会社
(株)陸上競技社
7. 期日 平成20年1月2日(水)〜1月3日(木)
第1日目(1月2日)
大手町読売新聞東京本社前 午前8時出発
箱根町芦ノ湖駐車場入口 午後1時30分頃到着
第2日目(1月3日)
箱根町芦ノ湖駐車場入口 午前8時出発
大手町読売新聞東京本社前 午後1時30分頃到着
8. 競走路
往路(108.0km)
大手町読売新聞東京本社前 − 日比谷 − 西新橋 − 三田 −
品川 − 六郷橋 − 鶴見 − 横浜駅 − 保土ヶ谷 − 戸塚 −
藤沢 − 平塚 − 大磯 − 二宮 − 小田原 − 元箱根 −
箱根町芦ノ湖駐車場入口
復路(109.9km)
箱根町芦ノ湖駐車場入口 − 元箱根 − 小田原 − 二宮 −
大磯 − 平塚 − 藤沢 − 戸塚 − 保土ヶ谷 − 横浜駅 −
鶴見 − 六郷橋 − 品川 − 三田 − 西新橋 − 日本橋 −
大手町読売新聞東京本社前
往路復路合計距離 217.9km
9. 区間
第1区(21.4km)大手町読売新聞東京本社前〜鶴見
第2区(23.2km)鶴見〜戸塚
第3区(21.5km)戸塚〜平塚
第4区(18.5km)平塚〜小田原
第5区(23.4km)小田原〜箱根町芦ノ湖駐車場入口
第6区(20.8km)箱根町芦ノ湖駐車場入口〜小田原
第7区(21.3km)小田原〜平塚
第8区(21.5km)平塚〜戸塚
第9区(23.2km)戸塚〜鶴見
第10区(23.1km)鶴見〜日本橋〜大手町読売新聞東京本社前
10. 参加チーム 20チーム
順天堂大学 日本大学 東海大学 日本体育大学 東洋大学
早稲田大学 駒澤大学 中央大学 専修大学 亜細亜大学
中央学院大学 帝京大学 城西大学 山梨学院大学
大東文化大学 神奈川大学 国士舘大学 東京農業大学
法政大学 関東学連選抜チーム
★放送予定
【テレビ番組】
日本テレビ系30局で生中継予定
2日/午前7時〜午後2時5分
3日/午前7時〜午後3時
【ラジオ番組】
ラジオ日本
2、3日とも午前7時30分〜午後2時30分
NHKラジオ第1放送
2、3日とも午前7時50分〜午後2時15分
文化放送
2日午前7時30分〜午後2時、3日午前7時30分〜午後2時15分