ブルーレイディスクについて
「ブルーレイディスク(Blu-ray Disc)」という名前は、ブルーレイディスクの再生や記録に使われる青紫色レーザーに由来しています。
また、ブルーレイディスクは、CDやDVDと同じように「BD」と略すことができます。
*英語でのBlu-rayという名称が「Blue-」ではくて「Blu-」となったのは、Blue(青)という一般単語は商標として登録ができない為、eを取ったと言われている。
ブルーレイディスクはいつ誕生したのですか?
ブルーレイディスク規格は2002年2月に公式発表されました。商品としては、世界初のブルーレイディスクレコーダーが2003年にソニーから発売(日本のみ)されました。
●ブルーレイディスクのあゆみ
CDの登場、そしてDVDへの発展
1980年代のはじめにCDが登場し、それまでの記録メディアと比較してデータの保存や検索性が格段に向上しました。
CDは、音声やあまり容量が大きくないデータの記録には大変便利でした。
しかし、1990年代に入ると、さらに大きな記録容量を備えるメディアの需要が高まり、CDの5倍から10倍の記録容量を持つDVD規格が生まれました。
記録容量が増えたことで、高画質の映像の記録ができるように。
より大きな容量を必要とするデータにも対応できるようになりました。
次世代ブルーレイディスクの誕生
ハイビジョン映像が一般的になりつつある現在、新たな大容量の記録メディアが待ち望まれています。
高画質映像時代の到来に先駆け、1991年、ソニーは次世代の大容量光ディスクの研究をスタート。
そして、ブルーレイディスクが誕生しました。
ブルーレイディスクは、25GBから50GBの大容量を実現し、ハイビジョン映像はもちろん、さらに高画質な映像の記録にも余裕をもって対応できる能力を備えたディスクです。
現在使われている記録メディアの中では、ブルーレイディスクほどのデータ容量を確保でき、ブルーレイディスクと同じ水準の画質とインタラクティブ機能を記録できるフォーマットは他にありません。
●ブルーレイディスクのしくみ
最後の波長「青紫色レーザー」
光の波長は、赤から紫へ向かうほど短くなります。
光の原理から考えると、ブルーレイディスクに用いられる「青紫色レーザー」は可視光線の中では最後の光の波長で、これより短い波長を用いると、ディスクの原理そのものを変えなければならないと言われています。つまり、ブルーレイディスクは家庭用光ディスクの最終形とも言えるのです。
ディスク容量を決める要素
ディスクメディアにおける記録容量は、どのような要素で決まるのでしょうか。
CDもDVDもブルーレイディスクも、同じ12cmのディスクですから面積は同じです。
同じ面積で記録量を増やすには、より密度を高くして記録する必要があります。
紙に鉛筆で文字を書きこむことを例にとると、マス目の細かな原稿用紙に、先のとがった鉛筆で書きこむと、一枚の原稿用紙に書きこめる文字の数、すなわち記録容量は上がります。光ディスクで筆記具にあたるのがレーザービームのスポット、原稿用紙のマス目はディスク上のトラックピッチです。この2つの要素を高めたのが、ブルーレイディスクというわけです。
約5倍の高密度記録
CDやDVDの赤い色のレーザー波長は650nm(ナノメートル)。
これに対し、ブルーレイディスクの青紫色のレーザー波長は405nmとさらに短波長。
この青紫色レーザーを使うことで、ビームスポットの微小化を実現しました。
さらに、光を絞りこむ能力に優れた高い開口数(NA)のレンズを採用。DVDの0.6を上回る0.85まで光の密度を高め、トラックピッチをDVDの半分以下にしています。
このように、ブルーレイディスクでは、短波長の青紫色レーザーを高開口数のレンズでギュッと絞り込むことで、光スポット(焦点)面積を、DVDの約1/5に。
その結果、DVDの4.7GBに比べて約5倍にあたる25GBもの大容量記録を実現できるのです。
1層25GB、2層50GBの大容量ディスク
BSデジタルハイビジョン放送の転送レートは最大24Mbps。
このレートで送られてくるデジタルデータを、2時間連続で記録する場合に必要な容量は、およそ21.6GB。
ブルーレイディスクの開発にあたっては、デジタルハイビジョン番組をそのまま2時間以上録画できる、この21.6GB以上の容量を目指して開発されました。
その目標を超えて、ブルーレイディスクは単層で25GB、さらに記録面に独立層を設けた2層では50GBの容量を実現。
DVDなら最大10枚分の記録が可能なのです。
また、ディスクの記録面を多層化することにより、さらに大容量のディスク開発が進められています。
信頼性を高める約0.1mmの保護層
ブルーレイディスクの厚さはCDやDVDと同じ1.2mmですが、記録層の位置が異なります。
ブルーレイディスクの記録層は、レーベル面に近い0.1mmの位置にあります。
CD-Rなどでレーベル面に書きこむとき、先のとがったペンを使わないように、と注意書きがあるのはこのためです。
DVDでは、ちょうど真ん中の0.6mm。対してブルーレイディスクでは、レーザー光が当たる盤面側0.1mmの位置に記録層があります。
これは、ディスクの傾きや反りに対して、記録層がレンズから近いほうが、書きこみや読みだしエラーが少なくなるためです。
54Mbps〜144Mbpsの高速転送レート
ブルーレイディスクは、54Mbps(BD-ROM)、72Mbps(BD-RE2.1)、144Mbps(BD-R ver.1.2)の高転送レートを実現しています。
転送レートとは、1秒あたりにメディアへの記録やメディアからの再生をデータ伝送する量のこと。
この数値が高いほど扱える情報量は多くなります。
BSデジタルハイビジョン放送の転送レートは最大24Mbps。
つまり、最大144Mbpsの転送レートを持つブルーレイディスクは、ハイビジョン映像に手を加えることなく、余裕を持ってありのままの画質で録画・再生できるのです。
耐久性に優れたディスク
ブルーレイディスクは、きわめて高密度のため、ディスク開発当初は記録面を保護するカートリッジ構造を採用していました。
しかし、ハードコーティングの開発が飛躍的に進み、キズや指紋に対して既存のメディアよりもはるかに強い耐久性を獲得。
ハードコーティングされたブルーレイディスクはカートリッジを必要とせず、DVDやCDと同様に使用できるようになっています。
次世代DVD(じせだいディーブイディー)とはDVDの次の世代の光ディスクの総称である。
通常はHD DVDとBlu-ray Disc(BD)を指す。
日本のメーカーを中心にアメリカの映画会社やパソコン会社などが両陣営に分かれて規格争いを繰り広げ、かつてのベータマックス・VHSによる家庭用VTRの規格競争を彷彿とさせていたが、東芝のHD DVD事業終息に伴い、事実上の規格統一が成された事になる。
HD DVDとBlu-ray Discの比較
HD DVDとBlu-ray Discでは物理的には記録層の深さ(保護層の厚さ)の違いがあり、HD DVDではDVDと同じ0.6mm厚であるのに対しBlu-ray Discは0.1mm厚である。
この違いが様々な影響をもたらしている。
HD DVDではDVDと記録層の深さが同じため、現行のDVDのプレス施設を一部流用することが可能でありコスト面では有利だと言われている。
Blu-ray Discは保護層の薄さにより当初は傷に弱く、最初に製品化された記録型ディスクはDVD-RAMのようなカートリッジに収められていた。
しかしTDKが開発したDURABIS技術などにより克服し、この点に懸念を示していたワーナー・ブラザーズなどの支持を獲得した。
2006年以降はBlu-ray Disc・HD DVDともCDやDVDと同様に裸のディスクで取り扱われる。
記録層が浅いBlu-ray Discは記録密度を上げるのが比較的容易なため、片面一層25GBの記録が可能であるのに対しHD DVDにおいては片面一層15GBである。
Blu-ray Discはより高密度なため最大転送速度も速く、標準転送速度ではBlu-ray Discが53.95Mbps、HD DVDが36.55Mbpsである。
1倍速はともに約36MbpsであるがBD-Videoでは1.5倍速(53.95Mbps)が標準転送速度であり、BD-Video再生には通常2倍速以上のドライブが使われる。
2008年
1月5日(日本時間)、もともとHD DVD陣営であり現在のHD DVDタイトルのおよそ50%を供給するワーナーホームビデオが、現在HD DVDとBDで平行して供給しているソフトを、2008年6月以降発売のタイトルからBDのみで供給すると発表した[12]。前年のパラマウント・ショックと違い市場に対する影響が大きく、ワーナー・ショックと呼ぶ向きもある。これでBDの勝利が決定的になったと伝えるメディアが多い。又、これに伴いニューライン・シネマは既にBDへの独占供給へと移行した[13]。
1月8日(日本時間)、パラマウントもワーナーに追随してBDに鞍替えする可能性があると英フィナンシャル・タイムズが報じた。2007年夏のHD DVD独占供給契約にはワーナーがHD DVD陣営を離れればパラマウントも同調することができるという条項が含まれており、それを行使する見込みと報じている。
2月12日、米国小売店大手のBEST BUYが、今後はBlu-rayを推奨フォーマットとして展開することを発表する。また、レンタル店大手のNet-FlixもBlockbusterと同様にBD専売化を発表する。
2月15日 世界最大の販売店である米Wal-Martが、BD専売化を発表する。在庫の販売は続けるものも、ワーナーがBD専売化する6月までには、4000店舗とオンラインストアからHD DVD製品は撤去。
映画会社や小売業者のHD DVD離れを受け、東芝はHD DVDへの投資を数週間以内に諦める可能性があるとロイター通信により報じられた。1月15日以降、東芝はHD DVDプレイヤーを更に半額にするという戦略に出たにも関わらず、ゲーム機を除く再生機の販売数で大差をつけられたためという。
2月16日、東芝本社役員により東芝のHD DVD事業全面撤退がほのめかされる。これにより本規格競争はBD側がほぼ完全に主導権を握る事となった。撤退による東芝の損失は数百億円規模になるとみられる。
2月19日、東芝 西田厚聡社長はHD DVD事業について3月末をめどに全面撤退すると正式に発表した。


