2013年05月26日

「負けは負け」稀勢の里、悔しい初黒星 白鵬と経験差大きく

 花道から稀勢の里、白鵬の順で勝ちっ放しの2人が姿を見せると、さじき席が沸き立った。
 出番の土俵に上がり、仕切りを重ねるごとに歓声が増していく。
 制限時間いっぱい。満員札止めの観客の視線が土俵上に集中した。

 賜杯の行方を占う張り詰めた緊張感を表すかのように、一度は立ち合いで両者の呼吸が合わない。
 そして、ぶつかった。
 稀勢の里は左に変化した白鵬に両上手を引かれるが、すぐに組み替えて、がっぷり左四つ。
 得意の型に持ち込み「どこかに焦りもあったですかね」。
 勝負を決められない。
 相手の投げを一度はこらえたが、流れた左足をすくわれ、土俵中央であお向けになった。

 稀勢の里らしいけれんみのない相撲だった。
 もっとも横綱を追い詰めながら、悲願の初賜杯が遠のく黒星であるのも事実。
 取り切った後は「負けは負け。内容がよくてもね」と悔しさを隠さなかった。

 指摘され続けてきた腰高や精神面のもろさを見せることなく、土つかずでここまで来た。
 「まあ切り替えて、明日から」と稀勢の里
 もう後ろを振り返ることはない。

 横綱との一番の違いは張り詰めた空気が漂う大舞台での経験だろう。
 この取組をきっかけとして、“国産力士”としての優勝、綱取りへ。
 大きな夢を膨らませてくれる大相撲だった。(

 稀勢の里 寛(きせのさと ゆたか、1986年7月3日 - )は、茨城県牛久市出身で鳴戸部屋所属の現役大相撲力士。
 本名は萩原寛(はぎわら ゆたか)、愛称はハギ。
 身長188cm、体重173kg、趣味はスポーツ観戦、好きな食べ物はのっぺい汁、焼き鳥。
 龍ケ崎市立松葉小学校、同市立長山中学校卒。
 得意手は左四つ、寄り、突き、押し。
 最高位は東大関(2012年7月場所、2013年1月場所)、血液型はB型。

●入門まで

 小学校4年生から野球をやっていたが、相撲が好きで小学2年頃からよくテレビで観戦していた。
 中学2年時に龍ヶ崎市から牛久市へ転入。
 野球の能力も高く小学生時代は捕手を、中学1年からは投手を務め、中学3年の時には常総学院などの強豪校からの勧誘もあった。
 入門にあたっては難色を示す両親や中学の先生を、鳴戸親方が熱心に説得して実現した。

●初土俵〜十両

 中卒で入門した力士としては極めて早い出世を重ねる。
 そのペースを上回る勢いで出世し追いついてきた琴欧州(現・琴欧洲)とは、幕下から十両時代にかけて良きライバル関係を築く。
 十両昇進は貴乃花に次ぐ年少2番目の記録(17歳9カ月)。
 ただし十両では終盤戦で頻繁に立ち合い変化に敗れ失速、二桁勝利を挙げられず同時に十両昇進し十両を2場所で通過した琴欧州、豊ノ島に遅れをとったがわずか3場所で通過した。

●新入幕

 2004年11月場所、貴乃花に次ぐ年少2番目の記録(18歳3カ月)で番付を駆け上がり新入幕を果たす。
 同時にこれまで本名のままで取っていた四股名を「稀勢の里」と改名した。
 「稀な勢いで駆け上がる」という意味を込めて師匠が提案、本人も納得してつけられた。
 新入幕からの一年は苦戦が続き、十両時代にも見られた土俵際で粘られてたまたま足が出て勝った相撲や体格に任せて無理矢理倒す相撲(このような相撲で敗れた玉力道(現荒磯)や琴乃峰は膝に重傷を負っている)、相手の叩きにつけ込んだ相撲が多く、また土俵際の逆転を頻繁に許すなど詰めの甘さも目立ち、舞の海秀平には「前に出て土俵際で止まることも勉強しなければいけない」と苦言を呈された。
 この間は最高成績が9勝6敗で、ぎりぎりの勝ち越しと負け越しを繰り返していたが、2005年9月場所では12勝3敗の好成績を挙げ最後まで優勝争いに残り、また優勝争いの先頭だった琴欧州に土をつけるなどの大活躍で、初の三賞、敢闘賞を受賞した(19歳2カ月での初三賞受賞は貴乃花、白鵬に次ぐ史上3位の年少記録)。
 しかし、翌11月場所は自己最高位の東前頭5枚目で壁にぶち当たり5勝10敗と大きく負け越した。

●才能・取り口

 十両、幕内、三役と、いずれも年少昇進記録に名を連ね、北の湖、貴乃花と並ぶ若さで昇進を果たす。
 体躯にも恵まれており、前後して台頭してきた若手の日本人力士である豊真将、琴奨菊、豊ノ島、豪栄道、栃煌山らの中でも、もっとも早く三役に昇進し、さらには横綱をたびたび破るなど結果を残してきた。
 しかし三役昇進を果たした後は一進一退が続き、大関昇進まで5年余りを要した。
 北の富士はテレビ解説で彼のことを日本人でもっとも期待できると発言したことがあり、舞の海は、一時は前述の5人と豊響を含め日本人期待の若手を、1958年5月場所で十両優勝決定戦を戦った富樫(後の横綱柏戸)ら7人の力士になぞらえ「7人の侍」と呼んでいた。

 取り口は大きく分けて主に2タイプ。
 1つはおっつけから馬力を生かして前に出る相撲。
 左のおっつけは威力抜群で相手の体が浮くほどで、相手によってはそのまま突き落としてしまうこともある。
 もう1つは左四つの相撲である。
 左を差して右上手を引いたときは攻めの形がよく、圧倒的な強さをみせる。
 朝青龍から初勝利をあげた相撲、白鵬の63連勝を止めた相撲などはこの左四つ右上手の攻めによるものである。
 この左四つの型については北の富士、間垣、玉ノ井なども絶賛している。
 さらに解説席に座る親方衆も異口同音に左四つの型を磨くべきといった趣旨のコメントをしており、四つ相撲に高い適性を持っていることをうかがわせる。

 もともとは師匠である鳴戸の意向で突き押しを磨いていたが、十両に昇進したあたりから四つ相撲が増えはじめ、その四つ相撲で横綱朝青龍を破ったことが逆に取り口に迷いを生じさせる原因となり、その後の停滞に繋がることになってしまった。
 大関昇進直前の2011年頃から、以前より得意としていた左のおっつけが猛威を振るうようになり、さらに下半身の強化が功を奏して突き押しの足運びも安定。
 この左おっつけからの押し相撲を再び主武器としたことが結果として大関昇進を射止める原動力となった。

 大関昇進後は予てよりの難点である立ち合いの腰高と手つき不十分が殊更指摘されるようになった。

 腰高は先代鳴戸親方からの部屋の関取が共通して抱える、いわば伝統である。
 特に琴欧洲にはその弱点を突かれることが多く、立ち合いで両差しを許して速攻で寄り切られる相撲が多い。
 手つき不十分は2012年7月場所に噴出する形となり、特に12日目の把瑠都戦、14日目の白鵬戦ではそれぞれ2度も突っかけ、後者に至っては白鵬が稀勢の里を睨んで威嚇して返す事態となり、白鵬がこれに対する報復としてか、横綱として好ましくない立ち合い変化をしてしまったほどである。
 8日目の若荒雄戦、13日目の琴奨菊戦では相手方が待ったをかけられる形でそれぞれ一度ずつ立ち合いが不成立となった。
 あまりの立ち合いの乱れに、13日目に朝日山審判副部長(元大関・大受)から取組後に注意を受けた。

 最大の弱点は精神面にあり、プレッシャーに弱いため終盤での黒星が非常に多い。
 それ故、安定して大関で10勝程度の成績を挙げる事が出来る一方で、それ以上の勝ち星を上積み出来ないことが常態化している。
 事実、幕内では東前頭4枚目の地位で迎えた2009年5月場所に13勝、西前頭16枚目の地位で迎えた2005年9月場所と西関脇の地位で迎えた2011年9月場所での12勝以外は、一場所における勝利数は11勝が最多である。
 特に、三役以上での一場所最高白星数は2011年の9月場所の12勝ただ一回のみと、物足りない部分が否めない。
 特に精神面の弱さを露呈したのは2012年5月場所である。
 この場所では横綱白鵬が中盤に早々と4敗を喫してしまう波乱の展開となり、自身は11日目までただ一人1敗を守り続けて3敗力士に星2つの差をつけ、優勝争いのトップを独走していたにもかかわらず、12日目以降は1勝3敗と大きく失速してしまい、3敗を維持していた平幕の旭天鵬に優勝をさらわれる結果となってしまった。
 また2012年9月場所には初日から8連勝し、序盤に琴奨菊、琴欧洲、把瑠都という苦手にしている3大関が途中休場したことで終盤に上記の3人と対戦しなくなったにもかかわらず、先の7月場所と同じく10勝5敗という淡白な結果に終わってしまい、相変わらず終盤に星を落とす傾向が顕在化した場所となった。

タグ:稀勢の里
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2013年05月19日

子宮頸がんワクチン接種後に副反応1196件 詳細調査へ

 今年度から定期接種になった子宮頸(けい)がんのワクチン2種について、ワクチン販売時から今年3月末までに医療機関から1196件の副反応報告があったことが16日、厚生労働省の厚生科学審議会部会で報告された。このうち死亡や障害が起きるなどの重い副反応は106件だったが、死亡の2例はいずれも、ワクチンとの因果関係は否定された。部会は今後、副反応の詳細について調査することで一致した。

 部会では、子宮頸がんワクチンを接種後、体にさまざまな痛みなどが現れる複合性局所疼痛症候群(CRPS)と報告された5例の症状が紹介された。CRPSに詳しい信州大学医学部の池田修一教授が「治療は手探りで、診療できる医師も少ない。専門家が診断することが必要だ」と報告。保護者らから寄せられたその他の症例についても議論したが、「症状の種類が広く、接種との関連を結論づけるのは難しい」「さらに詳細な情報が必要だ」などの意見が相次いだ。

 子宮頸がんの予防接種をめぐっては、ワクチン接種後に重い健康被害に苦しむ中高生がいるとして「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が設立され、接種中止を求める嘆願書が厚労省に提出されている。

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韓国人女、年商1億超 「都営住宅」からタクシー通勤

 東京・歌舞伎町の韓国人クラブの経営で、少なくとも1億2700万円の売り上げがありながら無収入を装い生活保護を受給していたとして、警視庁組織犯罪対策1課は詐欺の疑いで、クラブ「パートナー」経営で韓国籍の許愛栄(ホエヨン)容疑者(54)=東京都新宿区戸山=を逮捕した。警視庁によると、許容疑者は「お金をいっぱいためたかった」などと供述。

 許容疑者の年商は1億円に上っていた可能性もあるが、生活保護の不正受給のみならず、生活困窮者のための「都営住宅」に住んでいたという。


■総額1390万円

 逮捕容疑は平成24年7月、新宿区の福祉事務所に「C型肝炎のため働けない」などと虚偽を申告。同年8月〜25年4月、生活保護費計約138万円をだまし取ったとしている。

 許容疑者は17年3月から生活保護費を毎月14万円受給。25年4月までに総額約1390万円を受け取っていた。当初は実際に働いていなかったとみられるが、20年9月から同店の前身となるクラブを経営。その後も、収入状況の確認審査がある度に「無収入」とする虚偽申告を繰り返し、生活保護費計840万円をだまし取った疑いがある。

 外国人で生活保護を受給できるのは「日本人配偶者」「永住者」「永住者の配偶者」「定住者」など。許容疑者が生活保護を受けられたのは、2年に日本人と結婚。12年に離婚したが8年には既に「永住者」資格を得ていたからだ。


■管理売春も?

 許容疑者の店は、クレジットカードによる売り上げだけで、総額1億2700万円に上っていたことが確認されており、現金収入も合わせると、さらに利益を上げていたとみられる。

 警視庁は今月17日、同店を家宅捜索し、入管難民法違反(不法就労)容疑で29〜34歳の韓国人ホステス3人を逮捕。同18日に詐欺容疑で許容疑者を逮捕した。

 一方で許容疑者は、男性客に「ホステスの店外デートは3万円」と持ちかけていたという。捜索直前にも、来店間もない男性客とホテルを往復する韓国人ホステスが確認されている。

 許容疑者が管理売春を行っていた疑いもあり、警視庁関係者は「年商1億円はあったのではないか」とみる。


■「消えた資金」

 許容疑者はだまし取った生活保護の受給実績を盾に、入居者の所得制限(2人世帯の一般家族の場合は年間227万6千円)がある格安の都営住宅に入居。家賃を節約する一方、店まで2キロ弱の距離を毎日“タクシー通勤”していた。

 都営住宅は築40年ほどが経過した10階建て。住民によると、生活保護や年金受給者が多く住む。派手に化粧をし、高そうな服を着てアパート前からタクシーに乗り込む許容疑者を見かけた女性(71)は「ホステスだと思ったし、収入があるのになんでここに住んでいるんだろうと不思議だった」と話す。

 新宿区福祉事務所は「日ごろから家庭訪問や面接を行い、生活状況を把握して、適正な支給に努めている」とコメントしたが、男性住民(77)によると、許容疑者は1年ほど前まで何度も、自宅前の廊下にまだ真新しいタンスやソファを粗大ごみとして出しっぱなしにしていたという。「みんな爪に火をともす生活をしている。行政はきちんと確認すべきだ」と憤りを隠さなかった。

 警視庁では、「ためたかった」はずの預貯金が見つかっていないため、「消えた資金」の行方を追っている。警察幹部は「十分すぎる収入がありながら、生活保護を受け、都営住宅に住んでいたのは、まさに“やりたい放題”だ。不正は徹底した摘発で根絶しなければならない」と強調した。

タグ:韓国人女
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2013年05月11日

民主党の「公開大反省会」

●民主が「公開大反省会」 菅元首相ら出席

 民主党は11日、菅直人元首相らが若者の質問に答える形で政権担当時の「失敗」を総括する「公開大反省会」を東京・日本橋で開催した。やりとりはインターネットで生中継。夏の参院選に向け、新たな支持層を掘り起こす狙いもある。

 大反省会には菅氏のほか、枝野幸男元官房長官と長妻昭元厚生労働相が出席。30歳以下に限定した参加者が携帯電話のメールで質問を発信し、菅氏らが答える。参加者同士のグループ討論や、菅氏らとの交流会も行う。

 大反省会は、党青年委員会(委員長・津村啓介衆院議員)が企画。党内からは「いつまで反省を続けるのか」(閣僚経験者)との批判も出ている。


●民主党の「公開大反省会」

 昔から天気予報と競馬の予想は当たらなくても仕方ないとされてきた。そのことを反省するより「次」に全力を尽くすべきだとの考え方だ。だが最近、天気予報も大きくはずれると予報士がテレビで当たらなかった原因を分析し、謝るようになった。

 ▼競馬でも僚紙サンケイスポーツには「みんなの反省会」というコーナーが登場している。大きなレースの後、予想を外した記者らが「敗因」を告白しているのである。予想しっぱなしというのよりずっと良心的だ。次の馬券を買うときにも参考になると好評らしい。

 ▼だが民主党が11日に開く「公開大反省会」はいかがなものだろう。菅直人元首相らが出席、30歳以下の若者たちと討論する形で民主党政権を振り返るそうだ。存在感が薄れる党への関心を取り戻すための話題づくりという面も強いが、問題は何をどう反省するかだ。

 ▼例えば平成21年12月、ルールを破ってまで中国の要求通り、天皇陛下と来日した習近平副主席(当時)との会見を実現させた。それは正しかったのか。沖縄・尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件で、漁船の船長をさっさと釈放した措置をどう考えているのだろう。

 ▼いずれも中国の言い分を通したことが、現在の尖閣での乱暴狼藉(ろうぜき)を招いたと言えるだけに、ぜひとも反省の弁を聞きたい。「コンクリートから人へ」という公共事業の見直しや「原発ゼロ」政策はどこまで経済への影響を考えてのことか。問いただしたい点は山ほどある。

 ▼だが予想される「反省」はこうだ。「判断や政策は正しかったが、理解してもらうための努力に欠けた」。もしそうなら、将来運良く政権を奪還できても、同じ過ちを繰り返すだけだ。「次」へとつながらない反省会になってしまう。

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2013年05月08日

鳥インフルエンザ、どうやって予防?

 Q 中国ではやっている鳥インフルエンザってどんな病気?

 A 鳥がかかるインフルエンザウイルスは、普通は人にうつらないよ。でも人にうつるタイプがあって、それが鳥インフルエンザなんだ。いま問題になっているH7N9型は、人にうつったら重くなる例もあるんだ。

 Q どうやって防ぐの?

 A 感染者は中国と台湾で確認されているから、海外では鳥などの家畜に近づかないことが大切だよ。鳥の肉や卵は加熱すれば問題ないよ。人ごみに出かけた後は手洗いとうがいをしっかりすることだね。

 Q 日本でもはやるのかな?

 A 感染者が日本に入国するかもしれないから、国は中国から帰国して高熱などの症状が出た人はすぐ病院に行くよう呼びかけているんだ。ただ、H7N9型は人から人にうつることはまれだから、流行することはないとみられているよ。

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2013年05月07日

中学校の体力づくりは「部活頼み」!? 二極化する子どもの運動習慣

学力向上の陰で見過ごされがちですが、小・中学校の新学習指導要領では、国語や算数・数学などの主要教科はもとより、体育の授業時間も増やされています。学力だけでなく、体力の向上も現在の子どもたちにとっては大きな課題となっているというわけです。そんななか、運動する子どもと、ほとんど運動しない子どもに分かれるという二極化現象が中学生の間で進行していることが、文部科学省の調査でわかりました。

小学5年生と中学2年生を対象に実施している「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力調査)の2012(平成24)年度調査の結果によると、50メートル走やボール投げなどの実技調査の総合点は、小5が前年度並み、中2は過去5年間で最高でしたが、統計的には「誤差の範囲内」(文科省)ということで、子どもたちの体力はこの5年間ほぼ横ばい傾向にあります。子どもの体力低下はほぼ止まったと言えるでしょう。

また、体育の授業を除いた1週間の総運動時間が420分以上の子どもは、体力がピークだった1985(昭和60)年度の平均値に達している割合が統計的に高いことがわかりました。子どもの体力は、体育の授業以外に「毎日1時間以上」の運動をしているかどうかで大きく変わるということです。しかし、体育の授業を除いた子どもたちの運動時間を見ると、1週間の総運動時間が60分未満という子どもが最も多く、小5は男子で10.9%・女子で23.9%、中2は男子で9.1%・女子で30.9%もいました。

それ以上に問題視されるのが、中2で1週間の総運動時間が60分未満の層と、900分前後の層に二極化しているのが明らかになったことです。おそらく、スポーツ関係の部活動に参加しているかどうかの違いでしょう。つまり子どもの体力は、中学校時代に運動部の活動をしていたかどうかで明暗が分かれるといっても過言ではないと思われます。

では、子どもたちはみんな運動部に参加すべきなのでしょうか。調査では今回初めて、運動をしない子どもに、その理由(複数回答)を聞いています。中2男子では「疲れる」が40.4%で1位ですが、2位は「文化部に所属」の37.7%。中2女子は「文化部に所属」が70.1%でトップでした。中学校の部活動は、決して運動部だけではないということです。

一方、休み時間中に体操をするなど、体育の授業以外でも体力向上の取り組みを導入している学校は、小学校が72.0%にも上っているのに対して、中学校は27.7%にすぎません。約7割の中学校では、体力向上を運動部の活動に依存し、体育の授業以外の取り組みはしていないということになります。

中学校の部活動をスポーツ関係だけにすれば、子どもの体力はおそらく今よりも向上するでしょう。しかし、それが子どもたちの将来のために良いことばかりとは限りません。部活動に参加しない子どもや、文化部の活動に打ち込む子どももいるということを前提として、体育の授業以外でも体力向上の取り組みを充実させることが中学校に求められます。

posted by yasu463 at 21:59| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三国志武将診断♪
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